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旧帝・早慶に逆転合格したいのなら独学しかない。
偏差値40でも旧帝・早慶に合格できる方法を書いた。
10分で読んで下さい。
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英語は参考書4冊だけでいい。
これだけで、旧帝や早慶といった難関大学に合格することが可能だ。
英語は他の科目と比べて、参考書や勉強法が特に多い。
情報が溢れかえって錯綜している。
何をやったらよいのか混乱する方が大勢いるだろう。僕も受験生だったときはそうだった。
さて、驚くべき情報を提示しよう。僕が初めて受けた模試の英語の偏差値は35だった。
ここから最終的に、センター試験本番で9割取得。
旧帝の二次試験や早慶の一般試験でも、余裕で合格点をとれた。
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大学受験 勉強法 | 効率を極限まで高める7つの方法
僕は理系だ。限られた時間の中で、数学や物理、化学を伸ばす必要があった。その片手間で英語を勉強していた。だから、他の人と比べて英語にかけた勉強時間は圧倒的に少ない。
圧倒的に少ない勉強時間で英語をここまで伸ばすには、勉強法を工夫する必要があった。
工夫といっても考えれば簡単なことだ。誰でも実践できる。
僕の経験をふまえ、少ない労力で効率よく英語を勉強する方法を述べる。
センター英語で8割突破する勉強法は下記事を参考に。
センター英語 | 長文を制し8割を悠々超える1つのコツ
英語の参考書は3~4冊で十分である
英語の勉強法をネットで調べると、どのサイトも大量の参考書を紹介している。
「そんなに大量にできるか!」とあなたは思うだろう。
また、参考書の種類も多い。
「いったい何から手をつけたらいいの?」
当然の疑問である。
英語は参考書のやり過ぎに禁物
英語が苦手な人は大量に参考書をやり過ぎだ。
受験仲間で英単語帳を3冊、英文法の参考書を2冊やった友人がいた。
「早慶は単語のレベルが高いから、システム英単語とDUOと単語王くらいはみんなやってる。」
「英文法はネクステは当然で英頻までマスト」
みたいなことを彼は言っていた。結果的に、彼はセンター英語7割くらいだっただろうか。
ちなみにセンター試験で9割とり、旧帝や早慶にも合格した僕。英単語はターゲット一冊しかやっていない。
英語は英単語、英文法と情報量が膨大だ。あれもこれも手を出すと中途半端になって自滅する。
最良の手は絞ること。
必要な情報を完璧に吸収した方が効率的だし合格の確実性も高くなる。
英単語→英文法→長文の3ステップ | 単語帳1冊 英文法1冊 長文1~2冊で十分
結論から言うと英語の場合、参考書は3~4冊+(Z会)+志望大学の過去問で十分だ。
英語も一つの言語だ。目的は英文(長文)を読むことだ。英文(長文)を読むには何が必要か。基礎的な英語の文法や語法を理解している必要がある。では英語の文法や語法を理解するには何が必要だろう。英文法の問題を構成する英単語を理解している必要がある。
つまり英語は、英単語→英文法→長文の3ステップで勉強することが大切だ。
それぞれのステップで、勉強したことを確実にあなたの血肉と化する必要がある。そのために、闇雲に勉強するのではなく、質のいい参考書を選別しよう。
単語帳1冊+英文法の参考書1冊+英語長文の参考書1~2冊だけやれば十分である。
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英文解釈不要論
「あれ?英文解釈ってやらなくていいの?」
と、あなたは疑問に思ったかもしれない。
僕は、英文解釈は不要だと考えている。根拠を2つ挙げておく。
1つ目の根拠は、僕の実体験だ。
英文法の勉強がひと段落し、センター試験の過去問を解いたら8割だった。旧帝や早慶の長文もほどほどに読めるようになっていた。その後英文解釈の参考書に取り組み(3周した)再びセンターの過去問を解いたら7割だった。旧帝や早慶の問題も特に読みやすくなったとは感じなかった。
つまり、英文解釈の参考書をやっても英語の能力は全く向上しなかった。(そのあと、英語長文の参考書やZ会や過去問で演習し、センター試験本番では9割を取得した。)
2つめの根拠は、TOEICやTOEFLに英文解釈の参考書が存在しないことだ。
TOEFLは英語の試験の中で非常にレベルが高い。英文のレベルは早慶より難しいと言われている。また、受験者もセンター試験の比ではないほどのポピュラーな試験だ。そんなTOEFLの参考書に、英文解釈の冠をかぶったものは僕の知る限り存在しない。つまり、英語の勉強に大学受験の英文解釈の参考書のようなものは、必要でないということだ。
以上が根拠だ。
そもそも英文解釈って異様な分野だ。3~4行の英文に構文解析だのなんだのと記号や矢印をつけまくって勉強するのはおかしい。
あなたは新聞や小難しい小説を造作もなく簡単に読めるはずだ。
文章に記号を振ったり矢印をつけたりして勉強した覚えはあるだろうか?
ほとんどの人はないはずだ。
英文解釈は、団塊の世代の受験戦争時代に、受験産業が金儲けのために生み出した負の遺産なのだろう。特に、受験英語の神様と称された伊藤和夫の「英文解釈教室」の罪は重い。
英単語の勉強法
英単語の暗記は非常に重要だ。
英語の勉強は、英単語→英文法→英語長文の順に勉強するのがベストだ。英単語を知らないと、英文法も英語長文の勉強もできない。
英単語はうる覚えというレベルでなく、完璧に覚えるべきだ。appleが「リンゴ」と即答できるように、principalが「主要な」と即答できるようになろう。
英語の長文は、大量の英単語が脳内になだれ込んでくる。appleレベルで単語を思い出せないと、到底英語の長文は読めない。
単語力は英語の基礎だ。単語ができないと英語を学ぶことすらできない。
大学受験おすすめの英単語帳
大学受験の英単語長の種類は豊富だ。その中で、おすすめの単語帳の条件がこれだ。
「英単語列挙型」
英単語と日本語がセットになった単語帳のことだ。
システム英単語はイディオムで、DUOは英文で覚えようというコンセプトで「英単語列挙型」ではない。こういったものは効率的ではない。
ターゲットや単語王のような「英単語列挙型」の単語帳を強く勧める。
なぜ「英単語列挙型」なのか。理由は明白だ。
高速で覚えられるからだ。
どの単語帳も含まれている語彙数は2000語程度だ。2000語を早く覚えるには、無駄な情報が少ない「英単語列挙型」最適なのは自明だ。
システム英単語やDUOで、語法やイディオムも一緒に覚えた方が効率的だと思う方がいるかもしれない。しかし、英単語帳の語法やイディオムなど、文法書のものと比べると圧倒的に網羅性が低い。
どうせ次のフェーズの英文法でガッツリ勉強するのだから、さっさと英単語だけ覚えてしまうのが効率的だ。
「英単語列挙型」のおすすめ単語帳は以下のものだ。
僕は100式英単語で単語の覚え方をマスターし、ターゲットに応用した。
ターゲットに乗り換えた理由は、100式英単語は僕が受験生だった頃に誕生した新興の英単語帳で、選定された英単語の信ぴょう性が低かったからだ。
しかし、数年たった今100式英単語の評価は高い。当時ターゲットに乗り換える必要はなかった。
100式英単語の記憶法は素晴らしい。
「25時間で2023単語覚えられる」
はじめは目を疑った。
しかし、いざ実践してみると100式英単語の暗記法で、ターゲット1900を20時間程度で完璧に覚えることができた。
後述する英単語の暗記法は100式英単語の暗記法を僕なりにアレンジしたものだ。
単語王は少し上級の英単語も混ざっている。早慶上智などの私立大学に向けて作られた単語帳なので、私立第一志望の方にはおすすめだ。
実際に早慶上智に合格した方の多くが単語王愛用者だ。(僕はターゲットで十分だった)
第一志望が国公立ならターゲットか100式英単語。私立志望なら単語王だ。
英単語の覚え方
あなたは英単語をどのように覚えているだろうか?もしかして、一日10個ずつ書いて覚えていないだろうか?
全然だめだ。
1日100個ずつ読んで覚えよう。
1日10単語覚えて一年で3650単語論法は、効率という概念を有しない学校の先生達に植え付けられた究極のアホ思考だ。
同じ単語を何度も書けば手が覚えるというのも同じだ。手は決して覚えない。覚えるのは脳だ。
いったん今までの英単語の暗記法のイメージを取り払おう。
さて、これから述べる暗記法を知るだけで、今までの何倍ものスピードで英単語を暗記できるようになる。
暗記法は次の4つのステップからなる。
- 英語→日本語→英語→日本語と、英語と日本語のセットを2回口ずさむ
- 続けて同じように100単語やる
- 始めの単語に戻り5周繰り返す
- 5日続ける
具体的に詳しく書いていく。
1.英語→日本語→英語→日本語と、英語と日本語のセットを2回口ずさむ
apple リンゴと書いてあれば、「アップル→リンゴ→アップル→リンゴ」と口ずさむ。
このとき、まずは日本語のリンゴを指で隠し、appleの意味を一瞬考える。
分かればそのまま「アップル→リンゴ→アップル→リンゴ」と口ずさみ、分からなければすぐ指をどかし、日本語のリンゴを確認し「アップル→リンゴ→アップル→リンゴ」と口ずさむ。
2.続けて同じように100単語やる
1.apple リンゴ
2.sun 太陽
3.tree 木
とあれば、まずはリンゴを指で隠し、「アップル→リンゴ→アップル→リンゴ」と唱える。分からなければすぐ日本語を確認して2回口ずさむ。そしたらすぐさまアップル→リンゴと同じように「サン→太陽→サン→太陽→トゥリー→木→トゥリー→木・・・」と100単語目まで繰り返す。
分からない単語はすぐ日本語を確認し、テンポよく進めよう。
3.始めの単語に戻り100単語を5周繰り返す
1.apple リンゴ
2.sun 太陽
・・・
100.paper 紙
アップル→リンゴ→アップル→リンゴ→サン→太陽→サン→太陽・・・ペイパー→紙→ペイパー→紙まで唱え終わったら、アップル リンゴに戻る。
これを5周繰り返そう。15分から25分くらいで終わるはずだ。
4.5日続ける
1日目は、ほぼ全ての英単語が分からない。
しかし、3日目くらいになると、6~8割くらいの英単語は暗記している。覚えきれていない英単語も既視感があるはずだ。
5日目が終わった翌日の朝、もう一度100語に取り組んでみよう。全ての英単語が瞬時に脳内から飛び出してくる。
初めてこの体験をすると衝撃を受ける。辛い思いをせず、たんたんと一日20分程度時間をとって簡単な作業をするだけだ。
5日前、気付いたら英単語100個が脳内にストックされているのだ。今まで頑張って英単語を暗記していたのがバカバカしくなる。
英文法の勉強法
英文法は軽視されがちだが、実はものすごく重要な分野だ。
「英語圏の人間は英文法の勉強をしない」
こんな意見があるがデタラメである。
アメリカ人もイギリス人も英文法を勉強している。English grammar in useという大ベストセラーの英文法書があるくらいだ。
英文法は英語の骨格だ。センター試験の大問2のような、文法問題を得点するためだけのものではない。
英文法は、単語同士の繋がりや関係性を明確にし、英文(長文)を読めるようにするための基礎である。英語の読み方は英文法に支配されているのだ。
例えば、英文法で初めに学ぶ、英単語の語順を知っておくのはとても大切だ。なぜなら、英語には、英単語の文中の位置により役割が決定されるという特徴があるからだ。
英語の語順と役割の関係性に注意すれば、文構造が見え、英文が読める。英語のセンスがないと思い込んでいる人は単に英語の語順の重要性に気付いていないだけだ。
もう一段階上の話だが、旧帝の英文和訳などは英文法のルールを熟知していないと解くことができない。
例えば、「一文の中に、動詞は原則一つしかありえない、もし動詞が2つ存在すれば接続詞や関係代名詞が存在する」などのルールを知らなければ、旧帝の難解な文章に対応できない。
英文法は英単語と同様に、知っておかなければいけないものだ。英文法の勉強をないがしろにしたら英語の上達はありえない。
英文法のおすすめ参考書
英文法の参考書も大量に存在する。
その中で、英文を読むための文法事項をしっかり扱っていて、かつ、頻出の文法問題を過不足なくおさえている英文法書がある。
ネクストステージ。通称ネクステだ。
ネクステは、センター試験から早慶やMARCHなどの難関私大まで対応できる文法問題の網羅性と、英文を読むための基礎となる英文法を網羅している。
ネクステ一冊で大学受験の英文法は完成だ。
ネクステを終わらせて、英頻などの難しい英文法書に移る方が多いが、本当にネクステ1500問完璧にできたのだろうか?
また、英頻にも取り組んだら文法問題3000問近くやることになる。3000問完璧にできたら確かに凄い。しかし、英文法の完成度が95%から97%になる程度で、他にもっとやることがあるはずだ。
大学受験の英文法は、ネクステ1冊だけでいい。
フォレストや1億人の英文法という英文法解説書がある。ネットで通読を勧める方がいるが、通読は絶対にダメだ。
英文法のためだけに膨大な時間を使うのは効率が悪い。効果と労力が見合ってない。
フォレストか1億人の英文法のどちらかを、手元に置いておくのはとても良いことだ(僕は両方持っている)
ネクステは解説が不親切な箇所があり、初学者は理解に苦労する。そういうときに、フォレストや1億人の英文法のような英文法の解説書で調べると、ストレスなく勉強に取り組むことができる。
おすすすめの英文法の参考書
英語の文法の覚え方
ネクステを集中的に4周しよう。
初見だとほぼ解けないだろう。解けない問題はすぐ解説を見て理解しよう。
見開きで数問載っているが、絶対に1問ずつ答え合わせしよう。
数問まとめて解答し、数問まとめて解説を理解しようとすると、始めの方に解いた問題は忘れてしまい、もう一度読み直さなくてはならない分効率が悪い。
テスト形式で紙に書いて解いていくというより、単語を覚えるように1問ずつ問題を見て答えと解説を見て、というのを繰り返し勉強すると捗る。
ネクステは一日100問~200問ペースで進めよう。理由は3つある。
①問題が1500問あるので一日10問だと半年かかってしまう。英文法はあくまで英文読解の道具なので、なるべく早く終わらせる必要がある。
②できるだけ1周目と2周目の間隔を空けずに復習する必要がある。長い期間空いてしまったら、せっかく勉強したのに記憶から消滅してしまい、また1からやり直しだ。効率が悪い。
③ネクステは早く1周する方が精神的にいい。メチャクチャ分厚くて1500問もある。あんなゴツい参考書を、今まで終わらせたことがある方はいるだろうか。おそらく1人もいないのでは?
しかし、ネクステはやってみると思ったよりちょろい。あんなにゴツくても本気を出せば数週間で1周できる。
「あ、俺ってネクステみたいな分厚い参考書もできるんだ!」
と自信が付き、モチベーションも高く維持できる。一周できたときの達成感も半端ではない。
もし当時、一日10題ペースで取り組んでいたら、終わりが見えずに鬱になって放り投げてしまっていただろう。
さて、ネクステの使い方について解説しよう。
ネクステ1周目
ネクステ1周目の取り組み方だ。
解説を読んでも分からない問題があるが、そういう問題はフォレストなどの英文法解説書を読んで理解しよう。
英文法解説書を読んでも、いまいちピンとこないことがあるかもしれない。英文法の学習では往々にして起こることだ。しかし、心配無用だ。何周もする内に脳味噌に馴染んでくる。初めは気にせず「そういうものなんだ」と割り切って進もう。
英文法のコツは「はじめから完璧を目指さないこと」だ。理解が難しければいったん飛ばしてしまい、テンポよく学習しよう。
ネクステ2周目
同じ要領で2周目も取り組もう。
すでに理解した問題もあるので1周目より効率よく終わらせることができる。
1周目で解けた問題を飛ばすのはおすすめしない。何度も同じ問題に取り組むことで、今まで気づけなかったことに気付き、より理解が深まることがある。
ネクステ2周目以降も全ての問題に取り組もう。
また、理解している問題は解説を読み流して進められるので、それほど時間がかからない。
ネクステ3周目
3周目は多くの問題が、解けるかは別として既視感に溢れている。
「あー前やった覚えあるけどなんだっけー」
こんな状態だ。
悲観する必要はない。あなたの脳にネクストステージの問題がインプットされている証拠なので誇っていい。
3周目からは、今から述べる、少し高度な解き方で解くと高い効果が得られる。
問題に答えるとき、なぜその選択肢を選んだのか根拠や理由を述べてよう。
例えば「主語が三人称単数だから動詞はsのついたものを選ぶ」などボソボソ述べながら勉強しよう。
こうやって全ての問題に根拠付けすることで、問題を解くときの曖昧さがなくなる。
文法問題を感覚で解いてる人の点が伸びないのは、曖昧にしか文法を理解していないからだ。
他の教科にも言えることだが、根拠や理由付けをして問題を解くことで、再現性が高まり、安定して高得点を叩き出せる。
ネクステの全てを解説するつもりで取り組もう。
また、文法問題の根拠付けは、次の長文読解のフェーズでも生かされる。
根拠付けするとき、名詞の人称や数、時制や冠詞といった細かい部分に注目し、文を完全に理解する必要がある。
この癖をつけておくと、難しい文章の英文和訳などでポイントを押さえて和訳することが可能だ。英作文でもつまらない文法ミスが激減し、得点が急激に上がる。
3周目以降(少し慣れてきたら)、英文法は根拠付けをして解こう。
ネクステ4周目
4周目にもなると、多くの問題が既視感というレベルを超え、理解して解けるようになっている。8割くらいは瞬時に理解して解答できるようになる。
4周目は80%を95%に引き上げる周回だ。
解説を読んで理解できない問題に遭遇しても、飛ばしてはいけない。1億人の英文法などの英文法解説書やインターネットの情報を駆使し、できるだけ理解に努めよう。
また、解答するときの根拠付けもしっかりやろう。
といっても、4周目は1周目や2周目と比べて段違いで速く終わる。すらすら進むので自分の成長をひしひしと感じられる。
ネクステ4周目以降
ネクステを4周したら長文読解のフェーズに移行しよう。
4周で英文を読むための基礎はほぼ身に付く。4周後は模試の直前や、文法が不安になったときなどにサクッと一周する程度で十分だ。
4周したあとは、ものすごいスピードで復習可能だ。
ネクステを3日で1周するなんてことも容易にできるようになっている。世界一効率の良い復習と言えよう。
余談だが、
英文法は記憶の抜けが激しい。そこで「怒涛の3日!鬼のネクステデイズ」などを1~2ヵ月に一回開催しよう。(もちろん1人で)
単調な日々の良いスパイスになるし、テンションも上がる。英文法も一気に復習できるのでおすすめだ。
英語の長文読解の勉強法
英文法まで勉強したあなたは、すでに受験英語の8割を終えたようなものだ。
自分を褒めてあげよう。
ここで試しにセンター試験の長文を読んでみよう。遅いながらもまあまあ読めるはずだ。1年分解いてみるのもいいだろう。
僕もネクステで英文法の勉強を終わらせた時点で、センター試験の過去問を解いた。結果は8割だった。中には9割取れる方もいるだろう。
さて、センター試験を見て、英文が読めることが実感できたら、英語長文の勉強に入っていこう。
英語長文で使う参考書は1~2冊で十分だ。受験までに30~50個くらい長文を読み込んでスピードと正確性を鍛錬していく。
長文読解の参考書も、何冊も取り組む必要はない。
大量の参考書をこなすことが目的になってはいけない。せっかく長い時間かけて読んだ文章を、しっかり理解せずに先に進むのはもったいない。
1回取り組んだ長文は、最大限吸収するのが一番楽だし効率的だ。長文の参考書は1~2冊でいい。取り組んだ参考書に載っている、英文の文法や単語は隅々まで理解しよう。
英語の長文読解のおすすめ参考書
おすすめの参考書は、河合塾のやっておきたいシリーズだ。
MARCHや中堅国公立志望の方は、やっておきたい英語長文の300と500に取り組もう。
旧帝や早慶志望の方は500と700に取り組もう。
正直、やっておきたい英語長文300はセンター試験より簡単なので、取り組まなくてもいい。
僕は3冊とも買った。しかし、300は特に難しいところがなく、取り組む意義を感じなかったので、数問だけ解いてすぐ500に移行した。そんなに時間はかからないので、不安な方は300からやってもいいだろう。
やっておきたい英語長文500は、センター試験より少し難しい。ネクステで英文法の勉強をしたあと、ぎりぎり読めるレベルの参考書だ。
このレベルになると、ネクステで扱われている時制や関係代名詞などのややこしい文法事項が混在してくる。長文読解のとてもいい練習だ。
読めない英文があっても、解説や和訳文で確認すると「ネクステでやったところだ!」状態で楽しく勉強できる。
やっておきたい英語長文700はなかなか難しい。問題文は難関国公立大学や早慶やMARCHの文章だ。
英文読解の参考書でかなり難しい部類で、勉強するのに骨が折れる。このレベルになると、分からない単語が結構出てくる。
単語が分からないからといって、難しい英単語帳を追加する必要はない。出てくる単語全てを理解しようと思ったら、1万単語以上の語彙力が必要だ。全て覚えようと思ったら半年はかかる。非効率だ。
それよりも、英文法の力で、既知の限られた英単語と文の形から、文の意味を類推しながら読む方が応用も効くし効果的だ。分からない単語がある中で、どう設問に答えるかの訓練だと思って取り組もう。
英語の長文読解の勉強法
どれも4周しよう。
長文読解の参考書は、特に効率的な勉強法は存在しない。地道に4周すると載っている英文の髄まで理解でき、他の英文にも応用できるようになる。
詳しく説明しよう。
やっておきたい英語長文 1周目
頑張って英文を読み、問題に答えよう。
英文和訳の問題は雰囲気で訳す人がいるが、こういうタイプは絶対に伸びない。
英文法を思い出しながら、文の形に注目し、英単語同士の関係性を決定していこう。1つの文章を解き終えたら、解説を読んで理解しよう。
解説を理解した後、英文の意味も和訳文と照らし合わせながら全て把握しよう。分からない単語があれば、調べて解説に書き足しておこう。
一週目は結構時間がかかる。
やっておきたい英語長文 2周目
覚えてる問題もあるだろうが、根拠付けして解答を作成しよう。
「選択肢①だ。なぜなら3段落のこの部分の記述と一致しているからだ」
こんな感じだ。
こうすることで、英文の理解が深まるとともに、あなたの解答力がアップする。解き終わったら解説で確認しよう。
その後、1周目と同じように、英文を和訳文と照らし合わせながら理解しよう。
やっておきたい英語長文 3周目
2周目と同じように取り組もう。2周目では気づけなかったことに気付けるはずだ。簡単な読み違いに気付いたり、問題を違う角度から解けることがあるだろう。
やっておきたい英語長文 4周目
ダメ押しの4周目だ。軽くおさらいだ。
軽くおさらいというか、3周もすれば自動的に4周目は軽くおさらい状態になる。サクッとやって抜けがないか確認しよう。
英語の過去問の使用法
英単語→英文法→長文と勉強したあなたは、英語で非常に高い成績を取れている。
あとは過去問で問題の傾向に慣れるだけだ。過去問は5~10年分で十分だ。
赤本などの過去問集は解説が不親切だ。しかし、高い英語力を有したあなたは、解説がなくても解答さえ分かれば、なんでそうなるのか調べたり考えたりする力がある。少し大変だが、過去問5~10年分の問題と英文を何回も繰り返し解こう。
過去問は時間内に解き終わらないだろうが安心していい。あなたが狙うのは、満点でなく合格点だ。帰国子女や留学生でなければ、早慶や旧帝の英文を時間内に読み終わるなんて到底不可能だ。
また、過去問はできるだけ早く取り組もう。受験直前になって慌てて取り組んでも付け焼刃というものだ。過去問は5周でも6周でもするのをすすめる。予定を綿密に立てよう。
過去問の使い方はこちらを参考に。
過去問 使い方 | 過去問はいつから始めるべきか
もちろん5~10年分ガッツリ取り組むのは、第一志望の大学の過去問だけでいい。滑り止めや第二志望の過去問は2~3年分取り組み、問題の出題方法や傾向を掴む程度で十分だ。
英語の勉強法まとめ
英語の偏差値が40だろうが30だろうが関係ない。
英語の勉強の順序は英単語→英文法→英語長文の3ステップだ。
どんな状況だろうが、この順序に従い、上で挙げた参考書と勉強法で勉強すれば、センター試験9割なんて余裕である。悠々と旧帝大や早慶の問題でも合格点が取れる。
英語は正しい勉強法で効率よく勉強しよう。
他の科目の勉強法は下の記事リンクより。
数学:数学 勉強法 | 偏差値が爆上げする究極のテキトー思考
物理:物理 勉強法 | 偏差値70突破!旧帝模試3千人中8位の勉強法
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