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旧帝・早慶に逆転合格したいのなら独学しかない。
偏差値40でも旧帝・早慶に合格できる方法を書いた。
10分で読んで下さい。
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勉強するときとにかく書くことが好きな奴がいる。単語を書きなぐる。数式を書きなぐる。年表を書きなぐる。とにかくいっぱい書くやつ。
受験において書くことを優先させるのはアホの極みである。書くのは時間がかかる。効率的な勉強法はなるべく書かないことである。
書いたら手が覚える?断言するが手は覚えない。覚えるのは脳だ。勉強はスポーツとは違う。体が覚えるなんてことはない。指先数センチの間隔だけで、何千語も覚えられたらそれはもう何かの天才である。
塾のバイトをしていたときに「単語は書いて覚えるな。読んで覚えろ」と生徒に伝えたら笑われた。冗談を言っていると思われたのだろう。誰しもが、書かないと覚えられない、勉強できない思っているのである。
あまり言いたくはないのだが、彼らは成績がほぼ伸びない。できる子はできる。できない子はできない。万が一にも、できない子ができるようになるなんてことはない。効率という概念を持ち合わせずに勉強しているからだ。他者と同じように勉強しても優位性がなくなる。
偏差値を上げたいのなら、いったん勉強への偏見を排除して欲しい。
そもそもなんで書くの?
なんでそんなに書きたいのか?
一つの理由として、達成感が挙げられるだろう。目の前に積み上がったノートの山を見てご満悦なのだろう。しかし問うが、ノートの山は成績アップに関係するのか。否、全くもって関係しない。
積み上げるのは、終わらせた参考書や問題集であるべきだ。こなした参考書の山には悦に入ってよい。なぜなら、参考書を終わらせたということは、その科目について、ある程度見識を深めたということだからだ。もちろん偏差値も少なからず上がる。
もう一つの理由として、ノートに知識を纏めるためと言う人がいる。一見ごもっともに聞こえるのだが、よく考えてるみて欲しい。教科書ならまだしも、売れ筋の参考書や問題集に無駄な知識が書いてあるのだろうか?もちろん書いてない。
無駄な情報をそぎ落とし、最も効率よく勉強できるように練られたものが受験参考書だ。受験のプロが必要なものを丁寧に纏めたものを、受験初心者のあなたが再編集する意義はあるのだろうか?
偏差値を伸ばすには効率を求める必要がある。効率を求めるのなら書いてあることをそのまま理解しよう。積み上げるのはノートではなく参考書。ノートを必死に書くこと自体に全く意義はないのである。
読むと速い、書くと圧倒的に遅い
例えば英単語の学習。2000単語覚えるのにどれだけの時間がかかるだろう。ちなみに読むだけで覚える勉強法だと20時間である。
英単語の覚え方はこちらの記事を参考に。
大学受験 英語 | 参考書4冊で旧帝早慶に受かる英語の勉強法
余談だが、勉強では五感を使えなどとアホなことを言うやつがいる。そもそも嗅覚と味覚は使ってないじゃないか、というツッコミはしない。
「五感を使え」教育者ならみんな言う。見て、声に出し、歩き回りながら全身を使って勉強しろと。ほんまかと。期末試験前の東大に、独り言を喚きながら徘徊する人間がいるなんて話は聞いたことがない。おそらく自分の家で黙々と試験に備えるのである。ちなみに旧帝に通う僕も友人も黙々と勉強する。
「五感を使え」非常に語感がいい。「全身使って勉強しろ」如何にもそれっぽい。だから教育者は使うのだ。事実を知って欲しい。高学歴は別に語感を使って勉強していない。
教えられたことを盲信してはいけない例は無数にある。意味があるかないかはあなたの頭で考えて欲しい。
「間違えたところ100回書き」絶対にやめるべき。時間の無駄だ。
書かなくても覚えられるし理解できる
覚えるなら書かなくてはいけない。それはあなたの思い込みだ。あなたのというか、世間の思い込みだ。昨日の晩飯も思い出せない僕は、英単語を覚えるとき全く書かない。もちろん英単語も覚えられないというオチではない。しっかり覚えている。
数学を勉強するとき、本当に書く必要があるのか?全ての計算をする必要があるのか?
そもそも計算って今まで100万回してきた四則演算だ。まだ四則演算をしたいのか?もちろん、過去問くらいは実際に手を動かし解いてみる必要はあるだろう。しかし、過去問の前の参考書の段階で、いちいち手を動かして勉強していたら何年もかかる。(実際に高校3年間かかっているが)
だから書かない。計算なんてしなくても論理は追える。というより、論理を追いやすい。数学は論理を積み重ねて解く学問だ。計算なんてしていたら途中で大事な論理が頭から抜けてしまう。参考書や問題集は、論理展開に注目して読むだけが速いし理解もしやすいのでベストだ。
少し抽象論になってしまったので、最後に具体例を示しておく。
問題と解答はこちらのサイトから引っ張ってきた。(大学受験数学の強い味方である。僕も受験生時代めちゃくちゃ助けられた。)
a,b,cを1以上7以下の異なる整数とする。
(1)ax2+bx+c=0が有理数解を持つ(a,b,c)の条件を求めよ。
(2)少なくとも1つが整数解を持つ条件を求めよ。
この問題を解くときのポイントは以下のものだけだ。解答を読み、この情報だけ抽出する。
(1)「解を持つ」かつ「解の公式のルート部分が消える」条件b2-4ac=k2
を満たす(a,b,c)の個数を求める。(kは0以上の整数)
(2)(1)で求めた(a,b,c)を解の公式を用いて一個ずつ調べる。
これだけ分かれば解ける問題だ。普通に書いて理解しようとしたら30分かかる。しかし、読んで要点を掴むだけなら10分だ。こうすることで圧倒的に時間を短縮できる。心配な人は要点を掴んだら計算してみて欲しい。上のポイントを掴めていればこの問題は造作もなく解けるはずである。
数学の勉強するときは、答えにいたるまでの手順を空で言えば十分である。
数学の勉強法は下記事より。
もちろん数学だけではない。化学にも物理にも言える。書くこと自体は時間がかかるし意味はない。効率よく偏差値を伸ばしたい、志望校に合格したいと思うのなら、なるべく書かないことだ。読むだけで理解しよう。偏見を取り払って、実際に試してほしい。誰にでもできる。
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