
________________________________________
旧帝・早慶に逆転合格したいのなら独学しかない。
偏差値40でも旧帝・早慶に合格できる方法を書いた。
10分で読んで下さい。
________________________________________
「どん底からの逆転合格」
僕は、偏差値40、E判定のどん底から這い上がり、旧帝と早慶に逆転合格した。
僕の知り合いに、そういう人は一人もいない。
なかなか貴重な経験をできたのではないかと自負している。
せっかく珍しい経験をしたのだ。
多くの人と共有するべきだと思う。
そこで受験生にあなたに向けて、僕が旧帝・早慶にどうやって逆転合格したのかを記しておく。
今辛い思いをしているあなたに、希望を持って欲しい。
今の偏差値に関係なく、あなたは第一志望に合格できる。
(長くなるので、下記事に要点だけ簡単にまとめた。)
どん底からのスタート
衝撃のセンター1割
英語1割。衝撃だった。
これが僕のスタートだった。模試は駿台のマーク模試。
他の科目の内訳も書いておく。
数学は3割。国語は運よく5割とれた。
もちろん旧帝早慶どころか、MARCHや地方国立大すらE判定。
軽く当時の状況も話しておこう。
僕が通っていたのは、地元の偏差値50前後の平凡な高校だった。
高校内での成績は上位半分には入っていた。
しかし、飛びぬけて良いという訳ではなかった。
いたって平凡な高校生だった。
僕が大学受験を本気で意識したのは2年生の正月だ。
進学校に通う中学からの友人達と湯島天神へ行った。
そこで、絵馬に合格祈願を書いた。
あのときのことは今でも覚えている。
凛と冷えきった寒空の仲、友人達は意気揚々と早稲田とか慶應とか書いていた。僕も負けじと名古屋大学と書いた。
なんで名古屋大学と書いたかは覚えていない。
僕の地元では、一番頭の良い大学という印象があったからだろうか。
信じられないかもしれないが、当時の僕は有名私立大学と、東大と名大しか知らなかった。
田舎で非進学校に通っていたからか、大学のことは殆ど何も知らなかった。
結果から言うと、僕だけが名古屋大学と早慶に合格した。
友人達はみんな落ち、名も無き私立大学へと進学した。
もちろん浪人した者もいる。
受験勉強をはじめる時期、みんな夢がある。みんな1年間本気で勉強すれば、旧帝や早慶に受かると思っている。
しかし、時を経るごとに多くの者が脱落し、試験当日に会場に足を運ぶのはほんの一部だ。
そして受かるのは、またその一部。
僕も一歩間違えれば、旧帝や早慶に遠く及ばないその他大勢の一人だった。
高校2年生の方はこちらの記事にも目を通されたい。
高2 受験勉強 | 大学受験で必勝するためにやるべきこと4選
単語を必死に覚え、英語の点数が伸びた
湯島天神へ行ったあの日から、やる気スイッチが入った。
それまで大学受験を特に意識していなかったが、進学校の友人に触発されたのだと思う。
帰りに本屋に立ち寄り、友人に勧められたフォーミュラという単語帳を購入した。
参考書のことなんて全く知らなかった。とにかくフォーミュラだけに取り組み3週間で全て覚えた。
フォーミュラのおかげか、センター同日模試では英語が4割まで伸びた。
単語の力は偉大だと痛感した。
3週間。たった3週間英単語を頑張っただけで、受験の土俵に立てたような気がした。
このときに「僕でもやれる」と実感できた。
本気で受験勉強に取り組めば、難関大学も夢じゃないと思ったので、3年に上がる春休みに部活を早期引退した。
それからは受験勉強に本気で取り組み始めた。
はじめはとにかく勢いだけだった。
巷の入門の参考書を片っ端から漁り、魂を削る勢いで勉強した。
僕が通う高校は進学校でない。
授業のレベルは、短大や専門学校向けの非常にレベルの低いものだった。
先生には申し訳ないが、学校の授業は全く聞かずに内職していた。
また、僕の高校はセンター試験を受ける文化がなかった。
数年に一人、日東駒専をセンター利用で受けるかどうかというレベル。
先生はセンター試験や国公立の二次試験の仕組みついて把握していなかった。
そういう訳で、日本の受験制度について自分で調べる必要もあった。
当時は本当に辛かった。
幸い友人には恵まれていて、頑張る僕の邪魔をする者は一人もいなかった。
むしろみんな応援してくれた。
本当に感謝している。
特にS君には感謝している。ありがとう。
勉強が捗らない時期と高卒認定
勉強法の大切さに気付く
4月にマーク模試を受けた。
しかし、1月のセンター同日模試から全く伸びていなかった。
力を入れて何冊も参考書をこなした英語も4割のまま。必死に勉強し、ときには徹夜をした日もあった。そんな努力も全て水の泡だった。
関連記事
僕は必死に考えた。
「どうやったら伸びるのだろうか?」と。
「自分がアホだから」と短絡的な思考はしなかった。
そこで、インターネットや書籍で、古今東西の様々な勉強法や集中法、メンタルの管理法を調べ始めた。
そんな中で、今まで僕がしてきた勉強の間違いが見えてきた。
まず、「参考書を大量にこなすこと」を一つの目標として勉強していたが、これがまずかった。
参考書は大量にこなすより、数冊を何周もした方が何倍も効率的だと学んだ。
次に、徹夜して勉強したのも間違いだった。
徹夜をして、眠い目をこすりながら勉強しても何も頭に入らない。休息を取ることは、勉強でとても大切なことだ。
数カ月勉強してやっと「正しい勉強法」の存在に気付いた。
非進学校の方は高卒認定を考えてみては?
余談だ。
もし僕のように、非進学校から難関大学に逆転合格を目指す方は、高卒認定を取る選択肢も視野に入れてみよう。
非進学校だと、学校の存在が大学受験に悪い影響を及ぼすことがある。
進学校の方は驚くだろうが、僕の高校は学年最後の期末試験と、国立の二次試験の日程がかぶっていた。
主任の先生にそのことを伝えると、凄く嫌そうな顔をして、曖昧な返答しか返ってこなかった。
「大学に合格しても高校を卒業できない」というバカげた事態が起こるかもしれない。
それに受験勉強のときに、高校の定期テストや課題などのために時間を割く暇もない。
そこで、僕は高卒認定を取得した。
2年生までにしっかり単位を取れていれば、高卒認定は任意の1科目を受験するだけで合格できる。
僕は数学を選択した。
中学生でも解けそうなレベルの問題なので、高卒認定のために時間を割いて勉強する必要はなかった。
高卒認定は年2回ある。
- 4月後半~5月前半に応募し8月受験
- 9月前半に応募し11月受験
僕の高校は非進学校だったので、好成績をとっても難関大学に推薦で合格するなんてことはない。
一般試験であれば学校の成績悪くても、高卒認定であっても関係ない。
試験一発勝負だ。
僕は志望する大学への出願書類を、高校の成績書類でなく、高卒認定で出すことに決めた。
そう決めたことで、高校のテスト勉強などを一切しなくてもよくなった。
模試の前日などは、高校を休んだりもできた。
たとえ授業の単位を落としても関係ないのだ。
先生がどんな成績を付けようが、大学が見るのは高卒認定の書類しかない。
高校で不都合なことがあっても、意に介さずに勉強に専念することができた。
「最悪の場合、高校を辞めればいい」という心の余裕があった。
あまり大きな声では言いづらいのだが、正直言うと、僕は高校を卒業していない。
最後の期末試験は追試を受けられたのだが、面倒くさくなって放棄してしまった(笑)
勉強法を見直し成績が急上昇
勉強法を勉強
夏休みに入るまで、勉強と平行しながら、勉強法を模索し続けた。
インターネットや医療系の雑誌やビジネス本にまで手を伸ばし、あらゆる情報をかき集めた。
かき集めた情報を取捨選択、分析し、参考書を高速で終わらせる方法や、勉強した内容を定着させる方法、モチベーションを高く維持し続ける方法を勉強した。
その一部は下記事に示した。
駿台や河合塾の模試でA判定を連発
夏休みに一日6~8時間集中して、正しい勉強法で勉強した。
特に二次試験科目の数学と化学を集中して完成させた。
また、夏休みに物理の基礎を勉強した。
夏休み明けの河合塾の全統記述模試を受けた。数学が伸びて名古屋大学はD判定、東北大学はC判定だった。
数学を如何に伸ばしたかはこちらの記事に書いた。
確実に偏差値を上げられる効率を追求した数学の勉強法
このとき初めて、僕でも旧帝に手が届くのだと実感できた。化学が思ったより低かったが、原因は分かっていた。化学の知識事項を記憶していないだけだった。
9月からはZ会の通信講座も取り始めた。
ほぼ予定通りに完成していた数学、化学、英語はZ会で演習しつつ、9月は物理に集中的に取り組んだ。
使った参考書は「名問の森」という参考書だ。
Z会での学習は非常に効率が良かった。
Z会をどのように使ったのか下記事に書いた。
物理の勉強法は下記事を参考に。
上の勉強法で、物理の実力が一気に伸びた。
10月からはZ会で数学、物理、化学、英語の演習を継続し、名古屋大学の過去問にも取り組み始めた。
ある程度、Z会や過去問で演習したあと、河合塾の全統記述模試や駿台の大学別の冠模試を受けた。
結果はA判定を連発だ。
過去問の使い方と模試の受け方は下記事を参考に。
模試の対策 | 模試の受け方 | 模試の復習方法【徹底公開】
模試の結果も載せておこう。
東北大模試と、河合塾の全統記述模試だ。
東北大模試の結果
全統記述模試の結果。
旧帝、早慶に逆転合格
センター対策
センター対策が唯一残された問題だった。
しかし、7割取れれば二次試験で挽回できる自身があったので、余裕はあった。
センター試験も効率的に攻略できないかと、12月からセンター対策を始めるにあたって戦略をたてた。
センター試験で全科目8割以上取るのは骨が折れる。最小の努力で、総合で8割取る方法を考えた。
簡単に言うと、数学、物理、化学、英語の二次科目で9割取り、センターだけの国語と地理は7割取るという戦略だ。
簡単に書いたが、センター対策の戦略は計算に基づいている。
安易に決めては取り返しのつかないことになりかねない。
センター試験については下記事を参考に。
結果的に、センター試験本番は難なく乗り超え、総合点はちょうど8割程度だった。
7割あれば二次で逆転できるように勉強してきたので、8割取れたことで合格を確信した。
万が一、センター試験が揮わなかったあなたはこちらの記事へ。
センター d判定 | 第一志望を受けるべき4つの理由
早慶に合格
センター試験のあと、第一志望の名古屋大学の過去問を再び解き始めた。
早慶の対策は、受験日の2~3日前から3年分解いた程度だったが、あっさり合格できた。やはり、英語は量が多く少し難しくは感じた。
数学と物理はほぼ満点が取れたと思う。
旧帝の二次試験の対策をしっかりしていれば、難関私立大学の問題にもすぐ順応できた。
関連記事
直前 過去問 使い方 | 大学受験を制すには過去問を制すのが最速
旧帝に合格
受験日まで、Z会と過去問を繰り返し勉強した。
一日目の科目は英語と理科だった。
物理が極端に難化した年で、2chでは阿鼻叫喚の嵐だった。
しかし、僕は物理に関しては非常に自信があった。
確かに難しくは感じたが、難しさは計算の複雑さにあった。
本質自体はそれほど難しくはなく、7~8割程度は得点できたと思う。
二日目は数学だ。
数学も得意なので難なくクリア。
4題中2完2半で、合格には十分な出来栄えだった。
合格を確信し、止まったホテルをもう一泊し、観光して帰った。味噌煮込みが最高に美味かったのを覚えている。
一年あれば誰だって旧帝や早慶に合格できる
僕の合格体験記はこんな感じだ。
地元の平凡な高校に通っていても、模試の偏差値が40だったとしても、1年本気出せば旧帝大も早慶も合格できる。
僕は決して頭が良いわけではない。
頭がよかったら偏差値50未満の高校へは進学していない。
正しい参考書や教材、方法論を追求し、最高の効率で勉強ができたからこそ、一年という短い期間で旧帝、早慶に合格できた。
諦めずに、やり方を工夫すれば、人生どうにでもなるのだ。
以上がサクセスストーリーだ。
今度はあなたの番だ。
なんとしても、第一志望に合格して欲しい。
________________________________________
旧帝・早慶に逆転合格したいのなら独学しかない。
偏差値40でも旧帝・早慶に合格できる方法を書いた。
10分で読んで下さい。
________________________________________