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旧帝・早慶に逆転合格したいのなら独学しかない。
偏差値40でも旧帝・早慶に合格できる方法を書いた。
10分で読んで下さい。
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大学受験の化学の参考書において、重要問題集の右に出るものはない。
僕は化学の重要問題集によって、偏差値70オーバーを果たしたと言っても過言ではない。
ちなみに、勉強開始時、マーク模試の偏差値は40だった。
証拠として、化学で偏差値70を突破した模試結果を載せておこう。
河合塾の全統記述模試である。
重要問題集は全国の高校で採用されている最もポピュラーな参考書だ。
しかし、多くの受験生が使いこなせていないというのが現状だ。
問題数が膨大なので、使い方に注意しなければならない。
大学受験の化学は重要問題集を上手く利用できれば、どの大学の入試問題でも合格点が取れる。
重要問題集は、最強の参考書なのだ。
さて本記事では、次の流れで重要問題集について述べる。
- 重要問題集の特徴
- 重要問題集の対象者
- 重要問題集で偏差値70を突破する使い方
早速、述べていこう。
関連記事
化学 重要問題集の特徴
重要問題集の利点は二つある。
網羅性とお手軽さだ。
重要問題集は約280問という膨大な問題数により、大学受験で必要となる知識をカバーしている。
重要問題集に書いていない知識は、合否に関係しないと言っても過言ではない。
「280問?多過ぎて無理!」
誰しもが思うことだろう。
初めは僕もそう思った。
しかし、重要問題集は1問1テーマの軽い問題が多い。あなたが思っている以上に速く終えることができる。
重要問題集の前に基礎的な参考書を挟むべきだ
化学は知っていないと解けない問題が多い。
大学受験の化学の勉強は7割は暗記だ。
重要問題集は大学受験の化学の知識を網羅している参考書だ。
つまり、重要問題集の情報は膨大である。
全く知識がない初学者だと頻繁に手が止まるだろう。
勉強効率が落ちるだけでなく、モチベーションも下がる。
そうならないために、あなたは重要問題集に取り組む前に基礎的な参考書に取り組むべきだ。
知識をある程度整理しておく必要がある。
知識の整理におすすめなのが、化学の基礎問題精講である。
基礎問題精講は初学者でも理解できるように、解説が非常に丁寧に書かれている。
また、暗記事項もしっかりページを割いてまとめてある。
化学の基礎問題精講を2~3周し、化学の基礎がひと通り身に付いたら、重要問題集にガツガツとりかかろう。
化学 重要問題集の対象者は?
MARCH 中堅国公立大学志望で化学を点取り科目にしたい人
MARCHや中堅国公立志望の者は、化学の基礎問題精講だけで合格点は十分取れる。
化学を点取り科目にしたい方は、重要問題集までやるとよい。
A問題とB問題があるが、両方取り組むことをお勧めする。
B問題は思考力を強化する問題が多く、大問を最後まで解き切る力を養える。
旧帝 早慶志望に重要問題集は必須
旧帝大の二次試験や、早慶の一般入試で合格点を取るには、重要問題集で必要十分である。
大学受験の化学の肝は知識だ。
長文の問題を読んで、イメージのつかない物質や知らない手法に遭遇すると、まずその問題は解けない。
重要問題集はその網羅性で必要な知識をカバーしている。
他の科目の参考書については下記事にまとめた。
旧帝早慶を目指す人へ!おすすめ参考書を全科目まとめてみた
さて、偏差値70を超えるための、重要問題集の使い方について書いていこう。
化学 重要問題集の使い方 | 偏差値70突破!
重要問題集の情報は膨大だ。使い方を誤ると、偏差値の向上は望めない。
と言っても、使い方はいたって簡単だ。
「一発で理解して完璧に進めるぞ!」
↑これはダメ。
「分からないところは飛ばしてどんどん進めるぞ!」
↑これが正解。
何度も周回し、知識を上塗りしていくことを念頭に勉強しよう。
重要問題集は4周して完成させる。
ちなみに、重要問題集の他に「化学の新研究」を用意しておくと、圧倒的に効率が上がるので必ず準備しよう。
「化学の新研究」は受験化学の辞書のような参考書である。
重要問題集の解説を読んでも分からないところは「化学の新研究」を見ればたいてい解決する。
もう一つ。
化学の重要問題集に取り組むとき、計算などをする必要がない。
いちいち解いていたら時間がなくなる。解き方、方針を口答で述べるに留めサクサク進めていこう。
こちらの関連記事も参考にしよう。効率が格段に上がる勉強方法を書いた。
読むだけ勉強法!書くことの圧倒的無意味さを説く
化学の重要問題集 1周目
ほとんどの問題が解けないはずだ。すぐに答えを見て理解しよう。
解説を読んで、納得できなければ、化学の新研究を開く。
調べた事柄は、解説に書き足しておこう。
1周目は「とにかく1周すること」を目標にしよう。
1周目で完璧を目指すと、いつになっても終わらない。
気楽に「大学受験の化学ってこんな感じか~。しっかり知識を頭に入れればできそうやな~。」とさらっと終わらせよう。
また、大学受験の化学は、調べても理解できない事項が頻出する。
実は、それは化学という学問の特性だったりする。
こちらの記事を参考にしてほしい。
化学の重要問題集 2周目
2周目は、1周目で覚えられなかったところや、理解できなかったところを解決していく周回だ。
問題を見て解けそうなら、解答の方針を口頭で述べるだけで十分だ。
解けなさそうならすぐに解説を読んで理解しよう。
1周目と同じく、解説を読んでも理解が浅いところは、新研究で調べて知識を書き足していこう。
いちいち書いて計算していたら時間がもったいない。
2周目も完璧主義は捨てよう。
できるだけ覚えようという気持ちで気楽に取り組もう。
化学の重要問題集 3周目
3周目から、重要問題集の総仕上げに入る。
3周目にもなると、どの問題を見ても既視感はあるはずだ。
既視感があるということは、あなたの頭に情報がインプットはされているということだ。
ここまでくれば、重要問題集の完成は近い。
あなたは、偏差値70オーバー目前である。
3周目で覚えられないところは、紙に簡単に知識を整理して、壁に貼っておこう。
ノートにまとめるのはおすすめしない。
暗記ごときに、机に座ってノートを開く労力がもったいない。
寝る前に、軽く壁をざっと眺めれば数日で覚えられる。
ちなみに経験上、要点はA4の紙3~4枚に纏められる。古典的な方法だが、効率的である。
壁をスマホで撮っておけば、模試や試験の直前に一気に復習できる。
あなたが覚えられない急所だけをまとめた壁だ。
参考書のまとめページなんかの100倍効率よく復習可能だ。
化学の重要問題集 4周目
3周すれば8~9割の問題は即答できるようになっている。
4周目で化学の重要問題集を完成までもっていく。
4周目も別に解かなくていい。口頭で解答や方針を述べるだけで十分だ。
4周目は、ほとんどの問題を英単語帳のごとくこなせる。
まあ、10問に1問くらい引っかかる問題があるかもしれない。
知識問題なら3周目と同じように、簡単に紙に書いてまとめておこう。
論理的に詰まった問題ならしっかり理解して付箋を貼っておこう。
4周目は、1周目の何倍ものスピードで終わるはずだ。
4周目を終えたら、詰まった問題に張った付箋の数を数えてみよう。
10~30問程度ならクリアだ。
そのまま過去問に移行しよう。
付箋を張った問題が50問以上あったら、自分の記憶力、理解力を恨んで5周目に入ろう。
化学 重要問題集(5周目)
分からない問題だけ勉強すればいいのでは?
それはごもっともだ。
当時の僕ならそうした。
しかし、塾のバイトをしていたとき、ある実験結果を見せてもらったことがある。
間違えたところだけ復習させたグループと、全部復習させたグループでは、圧倒的に後者の成績が高くなったという実験である。(大手集団塾の実験結果で信ぴょう性は高い)
よって、全部復習することを勧める。
「賢明といっても5周も大変では?」
いいや、安心していい。
重要問題集の5週目は4周目よりさらに速く終えられる。280問を2,3日で終えられるはずだ。
化学 重要問題集が終わったら
重要問題集を終えたあなたは、大学受験の化学は8割完成。
あとはZ会や過去問で演習を積むだけである。
とくにZ会はいい。
重要問題集で学んだことを良質な問題でアウトプットできる。
重要問題集とZ会に取り組んだ後の模試で、偏差値70オーバーしたのでZ会もやっておくことを強くお勧めする。
次の記事を参考にしてほしい。
過去問の使い方は下記事より。
化学の重要問題集のまとめ
化学の重要問題集は網羅性の高い参考書だ。
一冊で大学受験の化学を網羅できる。
ただ、その網羅性の高さにより、問題数は膨大である。
取り組む際は次の2点に注意しなければならない。
- あらかじめ基礎問題精講などで簡単に知識を整理しておくこと
- 重要問題集は一発で理解しようとせず、4周取り組むことを前提に勉強すること
化学の勉強法は下記事より。
大学受験の化学の勉強法 | 初学から偏差値70突破
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